オマケ

「あの、この先行くと、休憩できるとこあるんですけど、行きませんか?」
欲にみちた、それでいて、押し殺すような表情で、聞いてきた。
「ごめん、今生理」
「え−−−−−!!」
意外と大声を出されて内心焦った。
「終わったら、すぐに教えるわよ」彼女はやれやれといった表情で言った。
「必ずですからね。」彼はちょっとすねている。
かわいいなぁ、と思って、彼の頭を撫でると
「あの、」と、まじめな顔で彼女の顔を見ると
「俺たち付き合ってるって事で良いんですよね。」と聞いてきた。
そういえば、告白したのは彼だけ?それだってあいまいな感じがするなぁ、と彼女は思うと、
意地悪そうに
「キスだけで、私を虜にしようなんて、10年はやいっての」
と、彼の耳元でささやいた。
「その言葉、覚えといてくださいよ。終わったら、虜にしてやりますから。」
と彼は、赤くなりながら、言った。
「俺は、あなたが、どうしようもなく好きなんですから。」と、付け加えて。
「アタシも、あなたが好きよ・・・。」きっとね。とささやく。
もう、認めてしまった。止まらないこの思い、きちんと受け止めてもらわないとね。と思いながら笑った。


という事で、オマケです。自分がそういうときに思いついてしまって。
男の人って、性欲って、抑えにくそうだから、ましてや、彼女より年下って事は
そういう年頃かと思って、ちょっと付け加えてみました。
なんとなく、大人のムード漂ってしまいました。   11/3

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